「Punk! The Revolution of Everyday Life」

「Punk! The Revolution of Everyday Life」

会期:4月22日(土・祝)〜5月7日(日)
開館時間:11:00〜19:00
休館日:月・火
入場料:500円


スペシャルトークイベント:
4月22日 (土) 18:00‒19:30
「パンク、 パンク展、 平和活動」
ガイ (Origin of M) x 川上幸之介 (本展キュレーター)
モデレーター:水野俊紀(コアオーナー)
※入場料500円 先着30名

 

「日常生活に明確に言及することなく、革命と階級闘争について語る人たち、愛について何が破壊的で、制約の拒否において何が明確であるかを理解しない人たちは、口の中に屍体をくわえているのだ。」

ラウル・ヴァネーゲム『日常生活の革命』


オルタナティブスペースコアでは、広島市を中心としたギャラリー、アートスペースが連携し、展覧会を同時開催する”Hiroshima Art Galleries Week”(通称=HAGW「ハグ」)にあたり、2021年より国内6ヶ所を巡回してきた
「Punk! The Revolution of Everyday Life」展を開催します。 本展では、ブロンズ・フィスト・レコードの高崎英樹氏の協力により、新たに、フィリピン、ネパール・パンク・シーンを加えたものとなっています。

パンクは一般的に騒がしい音楽に派手なファッション、暴れる観客といったイメージを持たれることが殆どですが、この系譜を辿るとみえてくるのが「相互扶助」「積極的自由」「自主管理」「D.I.Y(Do It Yourself=自分のことは自分でやる) 」など、他者および自己への倫理といった原理の通底です。
現代美術とロックから派生したパンクは、音楽活動のみならず、独自の倫理的実践を通して社会に影響を与え、多様性といった人間性の回復をもたらしてきました。
本展では、パンクがこれまでさまざまな社会問題に取り組んできた実践と批評性を捉えることで、現代美術との親和性、さらには両者の相乗性について検討します。諸問題を抱える現代の日常生活に対して、パンクがどのように音楽を通じて自律空間を形成しているのか、さらにはそれがどのような意味を持つのか、改めて振り返ります。 

会期初日には、主催のガイ(Origin of M)、本展キュレーターの川上幸之介のトークイベントも開催します。
また、本展開催中にはガイの運営する広島のレコードショップ「disk shop MISERY」30周年を記念し、日本を代表するハードコアパンクスやDJが参加する『MISERY30周年 MY MEAT′S YOUR POISON あんたにゃ毒でもオイラにゃ薬 爆裂7デイズギグ』も同時開催します。
こちらもぜひ、ご参加ください!