張明 個展 「Virus Block ・Sick Examination」





張明による個展”Virus Block ・Sick Examination”を開催します。
張明は中国湖北省出身の現代美術家で、昨年度まで留学生として広島に拠点を置いていました。大学の修了制作展で発表した”封鎖の日”というインスタレーション作品では、Covid-19の発生地とされる故郷の武漢市に暮らす母親へのインタビュー映像を中心に構成され、現在も止まるところを知らない世界規模のパンデミックを個人的な視点から切り取ることを試みています。
また視力検査に使われる機械を模した作品、"無意味な検査"は、中国で横行する偽物の健康食品や理学療法への疑問をきっかけに制作されました。人々の社会に対する不安が増大するとき、迷信や偽物は時に真実よりも魅力的に見えるのだと張は言います。

我々オルタナティブスペースコアは、中国にルーツを持つ住民が多く暮らす基町アパートにおいて、中国人アーティストによる展覧会を開催したいと長く考えていました。アートを通して国籍を超えたコミュニケーションの場ができればと考えています。今年は張明に続き、他3名の個展を予定しています。合わせてよろしくお願いいたします。
また本展覧会は作家にとって日本での初個展となります。是非ご高覧ください。



張明 Zhang Ming


1991 中国湖北省武漢市生まれ          

2015 黒龍江大学芸術学部 卒業             

2021 広島市立大学芸術学研究科 修了       



グループ展

2018 「パンドラの箱庭」光明寺会館、広島

2019 「あんくろにくニューしてぃ」光明寺会館、広島



1991 中国湖北省武汉市出生

2015 黑龙江大学艺术学院    毕业

2021 广岛市立大学艺术学研究科    毕业



1991 Born in Wuhan City, Hubei Province, China

2015 Graduated from Heilongjiang University Faculty of Arts

2021 Completed the Graduate School of Arts, Hiroshima City University


Group exhibition

2018 "Pandora's Miniature Garden" Komyoji Kaikan, Hiroshima

2019 "Achronic New City" Komyoji Kaikan, Hiroshima